東証一部上場企業の薬剤師の有給消化率を知りたいなら・・・

東証一部上場企業で勤務する薬剤師は医薬品の研究や開発などの業務に携わるケースや、ドラッグストアの調剤薬局での業務など仕事の内容も多岐にわたります。製薬メーカーの場合は、企業の福利厚生制度が適用されますが、調剤薬局の場合、福利厚生制度は一律ではあるものの、有給についてはシフトなどの関係で消化率がまちまちになってしまうこともあります。東証一部上場企業への薬剤師転職を目指している場合には、有給消化率を知っておくことで、オンとオフとを使い分けるための目安をある程度把握することができます。

国は各企業に対して有給休暇をできるだけ多く解消するよう働き掛けていますが、勤務形態により有給が消化できない場合もあるのは事実です。有給消化率については企業によって異なるため、全体的な平均が必ずしも希望する企業の有給消化率に当てはまるとは言えません。その場合は勤務する職種によって見分けることが必要になります。具体的には研究所などの技術職、調剤などの接客を含む職種などです。製薬会社やドラッグストアなど経営形態によっても異なってきます。

製薬会社の研究所で勤務する場合、薬剤師の有給消化率は低くなる傾向があります。新薬開発には多くの時間が必要になり、プロジェクトに関わると休むことをあえて選ばない薬剤師も多いからです。ちなみに大手の製薬メーカーの場合、有給消化率が30~50％です。ドラッグストアについてはシフトが組まれている関係で一度シフトに入ってしまうと休めないこともあります。そのような場合でも有給を消化するよう勧める企業もあり、一概に有給が消化できないと決めつけないようにすることが大切です。ドラッグストアの場合の有給消化率は40~60％程度になります。人によって有給を取る人とそうでない人がいるため差が出ますが、これを目安にすることができます。

もし転職を希望する企業の有給消化率を知りたいと思う場合は、企業の内部事情に詳しい人から情報を入手することが必要になります。この点で頼りになるのが転職エージェントです。転職エージェントは求人情報掲載企業の採用担当者と連絡を密に取っていますから、企業の内部事情についても精通しています。有給消化率はどれくらいあるのか、有給を取りやすい職場環境が提供されているかといった情報も提供できます。もし詳しい情報を知りたい場合には、転職エージェントが利用できる求人情報サービスに会員登録してみることをおすすめします。