東証一部上場企業で薬剤師として働くメリットの一つが、充実した福利厚生サービスを受けられることです。東証一部には、製薬会社や調剤薬局、ドラッグストアなどの有名企業が集まっていますが、社員に対する待遇や福利厚生には魅力的なものが多数あります。
一般的な町の調剤薬局やドラッグストアなどでよくみられるケースとしては、採用時の給与が相対的に高いかわりに、定期的な昇給システムがなく、いつまでたっても同じ給与で働かなければならない、ということです。その点、東証一部上場企業であれば、年に1回(4月)の定期昇給が決められていたり、夏と冬にボーナスが支給されるなど、めぐまれた待遇となっています。
また、雇用保険や労災保険、厚生年金、健康保険などの各種社会保険を完備していることはもちろんのこと、基本的には通勤交通費も全額支給されます。住宅手当や家族手当が支給されるところも多いので、人生設計を立てやすいサポート体制となっていると言えます。労働基準法にももちろん準拠していますので、完全週休二日制を採用し、万が一休日に出勤せざるを得なくなった場合は、きちんと代休を取得するシステムにもなっています。年次有給休暇のシステムも当然あり、年末年始休暇、夏季休暇など、仕事のオンとオフを切り替えることのできる働きやすい環境となっています。
東証一部上場の株式会社ですので、従業員による持ち株会があったり、財形貯蓄制度、住宅融資制度など、財務上のサポート体制が整っているのも特徴です。従業員のための保養所やリゾートクラブ、フィットネスクラブなどの設備を持っている企業も少なくありませんので、東証一部企業ならではの魅力が数多くあります。
このように、東証一部上場企業で働くということは、さまざまに充実した福利厚生サービスを享受できるということでもあります。独身の薬剤師はもちろんですが、こういうサービスが充実しているというのは、家族のいる薬剤師にとっては特にメリットがあり、転職者の多くが東証一部上場企業を目指して転職活動を行っているのも納得できます。
数多くのライバルを相手に、現職の勤務を行いながら転職活動を進めるためには、やはり専門家の助けが必要です。マイナビやリクナビなど、人材あっせんサービスの大手を筆頭として、多くの企業が薬剤師の転職サポートサービスを展開しています。その多くがプロのコンサルタントによる無料のコンサルティングを提供していますので、これらを賢く活用して効率的な転職活動を行うようにしましょう。