サロンパスで有名な久光製薬は1847年の創業以来、貼り付け剤のリーディングカンパニーとして研究開発を重ねてきました。グループ全体の売上高は2014年度実績で1500億円を超え、安定した経営基盤を有する企業であることを裏付けています。久光製薬で薬剤師として働きたいと思う場合には、新薬の開発や品質管理に関わる研究職、臨床開発職、品質管理職を目指すことになります。中途採用は不定期ではあるものの、募集を行っていて、企業のコーポレートサイトで募集が行われます。もし転職を考えている場合には、企業サイトを定期的にチェックすることをお勧めします。
薬剤師として働く分野に研究職があります。主に新薬開発のための研究を行なうことが仕事の中心になり、鎮痛効果の高い貼り付け剤の開発などの事業に携わります。チームとして開発に携わることになるため、協調性やコミュニケーションスキルが求められますが、自分たちの開発した商品が人の役に立つことができるようになるため、やりがいを肌で感じることができる職種といえます。医薬品に対する知識に加えて、応用力が求められることから、発想力が豊かな人に向いている職種と言えます。
薬剤師として働くことができる他の分野に品質管理職があります。品質管理職とは原料の品質管理だけでなく製品化された商品の品質保証を行なう職種です。原料の品質管理は、医薬品として質の高い商品を提供するために必要不可欠な分野で、管理薬剤師としての資格が求められます。温度や湿度管理など医薬品の原料が変質してしまうことがないように、適切に管理する必要があり、責任が重い仕事です。市販化されている商品は様々な環境で使用されていることから、環境が変化しても品質が変わることなく安全に使用できるようチェックを行なうことも必要です。薬剤師としてのスキルをフルに活かせる仕事と言えます。
久光製薬への薬剤師転職を行うためには、職種ごとの業務内容を把握して、希望する職種に応募したいと思うことでしょう。コーポレートサイトからも応募要項を閲覧できますが、案件が少ないのも確かです。その理由は薬剤師向けの求人情報サービス会社が企業からの求人情報を提供しているためです。それで久光製薬への転職を行なうために、転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントは久光製薬の採用担当者と連携して会員向けに非公開の求人情報などを提供します。エージェントは久光製薬の採用基準を把握していますから、それにあった就職対策を立ててくれるため、転職がスムーズに行くのです。