東証一部上場の製薬業界大手である三菱ケミカルホールディングスのグループ企業である田辺三菱製薬は、安定した運営を続けている製薬会社ということもあり、平均勤続年数が19年程度、社員の平均年齢が42.8歳と、新卒で入社した社員の離職率が低いことで知られています。
気になる給与モデルについては、社員全体の平均年収は860万円で、毎年右肩上がりを続けています。年齢別の年収モデルについては、20代後半が549万円、30代前半で656万円、30代後半では762万円、40代前半で887万円、そして50代以上では869万円となっています。勤続年数を重ねることで順調に昇給できる制度が整備されているのが分かりますね。
田辺三菱製薬の中途採用情報については、毎年それぞれの業種の状況に応じて実施されますが、展開している業種としては、研究職や臨床開発職、MR職やスタッフ職など、専門性の高い職種からジェネラリストとしての業務まで、幅広くあります。どれも薬剤師としての資格が求められていますが、研究職や臨床開発職などについては、さらに修士課程における研究実績や、前職における開発キャリアの有無などが問われることもあります。
労働環境として安定した東証一部企業ですので、中途採用の募集が常にあるわけでもないといったこともあります。田辺三菱製薬への転職を希望している薬剤師であれば、こまめに求人情報をチェックする必要がありますが、毎日の仕事で忙しかったりしてチャンスを見逃すことがないとも限りません。そこで、インターネットの転職サイトへの登録をおすすめします。
薬剤師のための転職支援サイトは数多く、エムスリーやマイナビ、リクルートグループなどが参入して活発な運営が行われています。運営企業によっても業態の得意不得意があり、病院やクリニック、調剤薬局やドラッグストア、製薬会社など、それぞれの求人情報量の割合がそれぞれ異なります。田辺三菱製薬ほどの大手企業となると、やはりマイナビやリクルート、エムスリーなどの人材あっせんサービスの大手企業などが得意にしているようです。
転職支援サービスと言っても、基本的には電話やメールなどですので、忙しい毎日のちょっとした時間を活用して効率的に転職活動を進めることができます。専属のコンサルタントとの面談を利用することで、転職活動にあたって不安に思っていることをなんでも相談することができますし、実際の面接を想定したリハーサルを行うこともできます。